仕事は何故しないといけないか考えてみた事はありますか?何故働くのでしょう。国民の義務だから!?
ゆとり世代と団塊ジュニア世代の間にあるミニマムライフ世代と呼ばれているらしい34歳の中小企業勤務のサラリーマン(私)がモットーとしている仕事に対する心構えを伝授します!こんな考え方もあるんだな程度に参考にしてもらえれば幸いです。
典型的サラリーマン
「俺1年くらい有給使ってないわ。あー休みたい」とかニヤニヤしながら言いながら、残業大好き、有給取得しない事を何故か誇らしげにしている人に出会う事ありませんか!?
私の周りには結構います。そういう時は苦笑いしてやり過ごしてますが、仕事をする事が目的なのか、生きていく為の手段なのか、人それぞれ価値観は違うのでしょうが、典型的サラリーマンにならないように私流の仕事に対する心構えを伝授致します!
平均残業時間
そもそも平均残業時間ってどのくらいなんだろう?ニュースとかでは過重労働とかで大企業でも問題になったりしてるけど実情って意外と知らないな。って事で調査してみましたよ。
厚労省が公表している平均残業時間は産業全体で平均10.4時間。民間会社のリサーチ結果では平均30時間程度。なんでこんなに差があるの?というかこんな少ないのか!?
調べてみたところ数字の乖離に関しては、厚労省の調査先は雇用主、民間会社は従業員へのアンケートによる調査対象者の違いだそうです。雇用主に調査すれば少なくなるのはなんとなくイメージつきますよね。このご時世ブラック企業認定されたらたまったもんじゃないですから。
実際にはまだまだサービス残業をしている企業もあると思いますし、実質的な平均がいくつなのかは不明ですが、個人的には勤務先企業の対応を見ていると数年前よりかは幾分改善傾向なのかなとは感じます。
残業が多くなる人の特徴
- どうでもいい細かい事を気にする人
- 自分で仕事を抱え込むタイプの人
- 明日やればいいことを残業してやりたがる人
- 忙しいアピールをしたい人
- 生活残業をしている人
- 会社にいるのが大好きな人
上記の様な人があてはまってくると思います。
会社員という立場から考えると基本的には残業は悪です。残業代という割増賃金が発生しますし、定時時間内に仕事を終わらせる事が出来ていれば本来はする必要のない行為だからです。キツイ言葉で言うと、無能を証明しているようなものだと私は捉えています。とは言え、どうしても残業しなければいけない日はありますけどね。
残業しないで帰宅する秘訣
私は年間で100時間も残業していないと思います。ではどうやってそれを実現させているかというと、常に楽する為の方法を考えています。無駄をどうやって省くか、仕事を皆が早く終わらせる為にはどう工夫しようかなどをまず考えて、人に振れる仕事はひたすらに振ります。要は業務の均等化を図るようにしています。
こう見えて役職ついてるので、皆を観察していて分かった事は、「早く終わらせるためには」「なぜその仕事をしなければいけないか」を意識して仕事をする習慣がない人は、ダラダラと残業が多くなる傾向にあると感じます。決められた事や、指示された事を言われた通りにしか出来ないと当然工数かかります。最終的なアウトプットを最短距離で完成させる為にどう工夫(ズル)するかが楽する為の秘訣なんです。
また帰る時間をあらかじめ自分で設定して下さい。今日は18時に帰ると決めたなら帰る。徹底することで時間内に仕事を終わらせる様に自然と行動出来る様になります。
平均有給取得日数
「有給消えちゃったよー」って人が周りに結構いるんで、こちらも調べてみました。
平成29年の平均有給取得日数は、厚生労働省が発表したデータによると9.0日です。サービス業の取得率が32.5%で一番低く、電気、ガス、水道といった公共事業の取得率が72.9%で一番高いという結果でした。なんとなくイメージ通り。
新卒の年に付与される有給日数が10日なので、それ以下の平均取得日数なんですよね。約1.5ヶ月に1回有給取得のペースです。6年6ヶ月以上勤務していれば年間20日付与されますから、その半分も使ってないという事になります。
有給は2年は繰り越し出来ますから、最大で有給残日数は40日間です。平均取得日数が9日ということは失効してしまう有給が22日存在します。勿体なさすぎる!休みでも給料が出るのに積極的に取得しない事に違和感しか感じません。
有給をとらないとどのくらい損してるのか?
どれだけ損してるか計算してみましょう。日給換算で15,000円とした場合、15,000×22=330,000円。何もしなくても貰える33万円をゴミ箱に捨てている事と同じです。
有給を取得しない理由
- 忙しくて取れない
- 休んでも特にすることないから取らない
- なんとなく休みにくい
- 病気になった時の為に取らない
などなど。
- 忙しくて取れない
→1年中死ぬほど忙しい訳がないでしょう?私の経験上そんな人めったにいないですよ。自分がいないと仕事が回らないと勘違いしてるんだろうなと思います。仕事っていうのは誰か1人が1日いなかったとしても影響はさほどないです。誰かが休んだ分は他の誰かがフォローします。それが組織であり会社なのです。仮にあなたの職場でエース級に働いてた人が退職したとします。会社はそれで潰れますか?潰れないでしょう。そういう事です。
- 休んでもやる事がないから取らない
→やる事がなくても1日のんびりゴロゴロしているだけでもよくないですか!?1人で自由に過ごす時間こそ贅沢な時間なのに少し可哀想になってきます。
- なんとなく休みにくい
→休んでも何も影響ないのであれば、気にせず自由に有給取得すればいいです。悪いことしてる訳じゃないし、与えられた権利なんだから、休む事に対して周りを気にし過ぎてはいけません。
- 病気になった時の為に取らない
→風邪、熱などで休むような病気に1年で何回かかるんでしょうか?入院や手術が必要な重い病気なら有給40日ではそもそも足りません。それよりも心の病気予防の為に、働き詰めにならないように適度に有給取得をお願いします。
有給取得の秘訣
上記にあげた内容のほとんどの理由が休まない為の理由なんです。決して休めない理由ではないんですね。自分が休む為の理由を持つことが重要です。
幸い私は今まで有給が失効したことはありません。その秘訣は休む事に対して罪悪感を感じない事!それに尽きます。
人生における仕事の割合
人生の中でどれだけが仕事してる時間か知ってますか?決められた時間に出勤して、仕事終わったら帰るなんて日々を送ってるとあっという間に人生の大半が過ぎてしまうかもしれないですよ。ここで分かりやすくする為に計算してみましょう。年間休日が120日として1日8時間勤務とすると、
(365-120)×8=1,960h・・・仕事時間
365×24=8,760h・・・1年を時間換算
1,960÷8,760×100=22.4%・・・仕事の割合
睡眠時間込みで1年のうち22.4%もの時間を仕事で費やしてる事になります。
仮に睡眠8hを除いたらどうなるかというと、
365×8=2,920h・・・睡眠時間
1,960÷(8,760-2,920)×100=33.6%・・・仕事の割合
1年の三分の一は仕事してる事になります。
仕事と睡眠だけで1年の6割は消費してしまいます。結構ビックリする数字じゃないですか?私は本当に絶望しました(笑)その他の項目には、風呂、食事、TV等の時間も含まれます。よくよく考えると、生きるという事は時間を消費していると言い換える事が出来ます。
だからこそ有給という与えられた休みを積極的にとらないと、定年間近に振り返った時、勿体無かったなと思ってしまう人がいるんだと思います。
この4月から有給取得が義務化されましたが、年にたった5日です。義務化するのであれば1ヶ月に1回は有給取得するようすればいいのになーって思います。なんていうか5日って中途半端な数字ですよね。
仕事に対する心構えまとめ
- 楽する方法を常に模索する
- 人に振れる仕事は振る
- 早く終わらせる事を意識する
- 仕事の目的を明確にする
- 休む事に罪悪感は感じない
- 休める時に休む
私は仕事は手段であるべきだと思っています。極論言えば「生きていく」ことのみ目的で、それ以外はすべて手段です。仕事をする為に生きてる訳ではない。ですよね!?
会社なんてものはお金を得るための手段だと思って働いてると幾分気が楽です。会社に尽くす必要もないし、休みたいときに休んで、自分がやるべき事をやってればいいんです。
こんな考え方でも何とかサラリーマンとしてやっていけてます。思い詰めたりなんかしないで、楽な心構えで仕事していきましょう。